若者(Z世代)の採用を考える上で必要な要素

採用

価値観がこれだけ多様化している時代に、人々をカテゴライズし、ひとくくりにして語る事自体ナンセンスだという話をよく耳にします。

しかし、人は環境によって行動が変わり、その行動によって体験するインパクト×回数で価値観が固まるとするならば、
現代の若者を採用する為に、生まれ育ったマクロ環境を理解し、世代による価値観の違いを捉えた上で、要員計画を設計(デザイン)しなければいけません。

Z世代はスマホとSNSネイティブ

社会人や大学生である、Z世代前期は平均15.1歳の時にスマホを手にしており、
物心ついた時からSNSがあったという、言わずと知れたスマホとSNSネイティブな世代です。

若者は企業から発信される情報だけではなく、あらゆる情報にアクセスをし、多角的側面から企業をリサーチした上で、意思決定(応募)をしています。

この事は、現代の就活生が、
企業側からの情報発信が主体である、大手の就活サイトだけではなく、
多くの学生が、口コミサイトを利用している事や、SNSなどで情報を集めている事にも表れています。

Y世代(ミレニアル世代)とも違うZ世代の価値観

若者を中心として、現代人の多くが時間を過ごしている、Instagram(インスタグラム)

Y世代、私も含めたX世代では「人よりも高価なもの」「人よりも早く入手したもの」などで、
いかに“いいね”を多く集めるかといった、他者との比較や競争のような価値観があります。

しかし、Z世代の多くは
本当に自分の共感したものや、共感してくれた人達からの“いいね”を求め、求められしているようです。

これは、InstagramでZ世代が「チルする」「チルい」など、“chill(チル)”という言葉を使う事にも表れており、チルとは、“のんびり”“落ち着く”などの意味合いですが、
当たり前のように、SNSとともに過ごしてきた中で、他人との比較や、競争のようなものに疲れや、違和感を感じている世代でもあります。

パッション(情熱)とチルを共通と言うと、相反する言葉なので、不思議かもしれませんが、
私は上記の事と、最近の「パッションエコノミー(個性・個人の経済)」の台頭には共通点があると考えており、
自身の持つ価値観に合う空間、価値観をわかり合える同士で経済が回っている様子にも、やはり「共感」というキーワードで結びついていると思っております。

これらの事から、Z世代の就職・転職活動において、金銭的報酬や会社の規模などが全く関係ないとは、勿論言いませんが、
私も含めたX世代などと比較してみると、企業の理念や社会的価値、それを支える文化などに「共感」できる事に重きを置いて、
自身の少し先の未来を預けられる職場を、探しているように感じています。

サスティナブル(Sustainable)持続可能な社会への理解

Z世代は、
義務教育の中で、3R(リデュース、リユース、リサイクル)について当たり前のように学んでいる世代です。

子どもの時から環境教育を受け、サスティナブル(持続可能)な商品の選び方や消費活動の重要性を“自分ごと”として捉えていますし、
子どもの頃から物に満たされていた環境であった事で、物よりもむしろ、社会課題の方に関心がある方が多い世代でもあります。

Z世代の方たちにとっては、
自分達が生きる未来への取り組みとなりますので、SDGsやカーボンニュートラルといった事への理解も、X世代以上の方達よりも真剣味を持って接していて当然ともいえるでしょう。

これからのビジネスにおいてソーシャルグッド(社会に対して良いインパクトを与える製品、サービス、活動)は、当然の事となりますが、
それらの取り組みなどを、転職市場へしっかりと伝える事が出来ているかという事は、
若者採用において、是非押さえておきたいポイントのひとつだと思っております。

かっこいい、素敵の価値観の変化

私は団塊のジュニアと言われる世代(X世代)でありますが、
基本的に、幼少の頃のアニメは、主人公が悪を徹底的にやっつけるものや、
実社会では、アウトローといいますか、少し悪ぶっている人や事柄に、かっこ良さを感じた世代です。

Z世代は
親切、素直、善といったものや事柄に、魅力やかっこ良さを感じ、少し悪ぶっている人や事柄に対しては、
ただ行いが良くない事で、かっこ悪いと感じる世代となっています。

アニメの世界においても、主人公には優しさが溢れ、
最近大ヒットした「鬼滅の刃」においても、主人公がこれから倒す相手(鬼)に対してすら、同情するといったような、とにかく心優しい主人公が描かれています。

繰り返しになりますが、やはり転職・就職活動において、
企業が正しい行いをしているかや、自然環境も含めた、物事に対して優しさを持っている組織であるのか?といった所は、
感覚的に捉える世代でありますので、その辺りはしっかりと転職・就職市場へ向けて発信しなくてはならないと考えております。

まとめ

企業の永続と成長に大きな影響を与える、若者の雇用。

ここでご説明させて頂いた要素は、採用チャネル(求職者の方がコンタクトをしてくるツール)とタッチポイント(求職者の方が貴社を知るツール)の数だけではなく、肝心の中身に至るまでを設計(デザイン)する際に考慮する点であり、
採用だけではなく、場合によっては社内のリブランディング(価値の再構築)といった所までを考えた、デザインの必要がある場合も考えられます。

私たち“e仕事のサンテク”のノウハウが、貴社の若者採用を促進する上でお役に立てる日が来れば、幸いです。

※採用チャネルとタッチポイントについては、こちらの記事で説明しています。

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